ストレスに強い身体を運動で作る!!!

①いまからでもストレス耐性は鍛えられる!

 最近ストレスを感じたり、不安を感じる機会が多くなっていませんか?明確にうつや不安の疾患を抱えていると診断されていなくても、『自己診断プチうつ』状態と感じているかもしれません。

 

その様な悩みを抱えるあなたに一言

「有酸素運動習慣をつけてください!!!」

 

というのも、運動をすることによって不安やストレスを感じにくくなる(ストレスを取り払える)ことが科学的に証明されているからです。それを提唱しているのがアンデシュ・ハンセン氏。『スマホ脳(新潮新書)』という本の著者として有名な精神科医です。昨年2022年9月に彼の著書で新たに出版された『運動脳(サンマーク出版)』には、運動による脳への効果が詳しく記載されています。

 今回は本書の内容を踏まえて、なぜ運動がストレス耐性を強化しうるのか、またどの程度運動すれば効果が得られるのかを紹介します。

コルチゾールやBDNF(脳由来神経栄養因子)などの用語は使わずにまとめるため、多少ニュアンスがずれている可能性もありますので、より詳しく正確な情報を知りたい方は是非本をご一読ください。

 

 

②有酸素運動によってストレス耐性が増す!

 

 ストレスを受けると身体は臨戦態勢=興奮状態になります。そのため、心拍数があがりドキドキします。このドキドキへの反応が正しくないと、ストレスがストレスを呼び、ブレーキが利かなくなりパニック発作などに繋がります。

 このことから、「ストレス耐性が少ない」とは、「心拍数が上がる状態に不快感を覚える身体になっている」ことを意味するのかもしれません。また心拍数が上がりやすいことも耐性が少ない要因といえそうです。ストレスと不安は同じ回路で発生するため、不安の多い方も同じ状況といえると思います。

 逆に心拍数が上がりにくく、上がっても達成感といった快感があると覚えさせることで、「心拍数が上がる状態に不快感を覚えない身体」を作ることができれば、それは「ストレス耐性が増した」といえるのではないでしょうか。

 

 その身体を作るには『運動』が重要な役割をはたします。運動をしても身体はストレスを受けた時と似た状態になります。運動による肉体への負荷も一種のストレスだからです。

 心拍数の上がる有酸素運動を習慣化すると、身体が運動によるストレスに慣れることで心拍数が上がりにくくなります。この結果は当然と思われるでしょう。でも、それだけではありません。その状態になると、運動以外のストレス要因が発生しても、心拍数が上がりにくくなるのです。

 それだけではありません。運動習慣をつけることで、「心拍数や血圧が上がっても、不安やパニックの前触れでなく、良い気分をもたらす」と脳が記憶します。その結果、不安による疾患などが軽減されることも証明されています。

 このようにして運動によりストレス耐性が増すのです!

 

 本書では不安による疾患を抱えた患者を対象に行った実験結果が紹介されています。週に数回20分ウォーキングをするグループと、同じ条件でランニングをするグループに分け、2週間実施してもらいました。その結果、両グループとも不安感が軽減しました。特にランニングの方がより高い効果を得られたと報告されています。

 また本書では有酸素運動によってうつ病が改善する(抗うつ剤以上の効果あり)ことも報告されています。

 

③ストレス耐性を強化する有酸素運動のプラン

 著者は医師として本の中で、万人に効く究極のプログラムは無い、と断言しています。ですが、科学的な研究に基づいて、目安となる運動の強度と頻度を提案してくれています。

~ 抗ストレス体質を培うプラン ~

・ランニングやスイミングなどの有酸素運動

・少なくとも20分は続ける。余裕があれば30~45分

・習慣化させる

・さらに週に2、3回は心拍数が大幅に増えるような運動をする

 

~ 意欲を高めるプラン ~

・30~40分のランニングを週に3回

・最大酸素摂取量が少なくとも70%になる運動強度

 目安:運動後の脈拍数

  20~30代 = 140    40~50代 = 130  60代~ = 110 ~ 120

・3週間以上は続ける

・強度と時間が重要

・習慣化する。丸一日快調に過ごすには定期的に数週間続けることが必要

 本書では他にも目的に応じたプランを提案してくれています。興味のある方は是非ご覧ください。

 

④心拍数を効率よく上げるコツ

 本書に書かれている『心拍数を上げる』のレベルは決して高くありません。無理なくできる範囲だと思います。ただ、それでもより簡単に心拍数を上げて楽して効果を期待したい方には、『低酸素』をオススメします。低酸素ジムAORで30分の有酸素運動をすると、通常の酸素濃度で運動するよりも心拍数が上がります。筋肉への負荷は変えずに、心肺機能含めた「身体」への負担を上げることができます。つまり、より効率的に楽して目指すべき目安の運動習慣を実現できると期待されます。

 外のウォーキングやランニングに加えて、心拍数の上がる低酸素環境でのトレッドミルでのランニングや30分プログラムによる筋力効果で、よりストレス耐性の高い、快適な生活を送りませんか。

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2024年